第90回 UPGSボドゲ部会 開催報告

■開催日時:2020年10月31日(土) 13:00〜21:30
■開催場所:下落合コミュニティセンター 第2集会室
■参加者(敬称略):ANGU/KEN05/Lictre/makipapa/RAKUDA(ふくだ)/うさぴょん/ぎやま/キューブ/ケトル/こまつでら/シン/そー/ノガ/ふぉあ/夢月ぼど/やづや/ゆたかん


10/31(土)の部会はハロウィンシーズン真っ只中でオープン会。17名の参加で20タイトルとたくさんのゲームを回して‪ボドゲ三昧でした。‬

▼ https://twitter.com/upgss

この部会公式Twitterでも一部タイトルのリプレイ報告をしていますが,こちらは140文字の制限がなく全てのプレイタイトルを網羅した完全版となります。


■オリフラム

(ANGU/Lictre/makipapa/👑シン/👑ふぉあ)

最初に集まったメンバーでサクっとオリフラムを。10/29に日本語が発売されたばかりのタイトルです。前回はゆうとさんの日本語シールでプレイしたのですがルールを失念したのでANGUさんにインストをヘルプ。ありがとうございます!中世の世界観で後継者をめぐり全員共通の10枚カードを使って争うわけですが,そのうち3枚を各自ランダムで取り除くのがミソ。誰がどのカードを持っているかを予想し,あのカードはもしかして?という心理戦がさらに熱くなります!プレイするごとにカードの能力や使い道が見えてくるので,連チャンでプレイしたい所です。ただ未だに2枚重ねるスタックの使い所がイマイチ分かりません。。


■Paris

(ANGU/ぎやま/シン/👑ノガ)

隣の卓のリプレイシリーズ。プレイ後の卓を見る機会があったのですがもうフォトジェニック!凱旋門を中心に6つの地区で不動産を売買しながら名声を集めるワーカープレイスメント。最初は更地のようですが,ゲームを進めるごとに建物が立ち,大きくなり写真のようなパリの街に仕上がっていくわけです。2020年の新作ゲーム気になる。。!


■コズミック・エンカウンター

(KEN05/👑Lictre/makipapa/キューブ)

リクターさんの持ち込みゲーム。以前から持ってきていたそうですが初プレイです。50種類もある宇宙人種族からプレイヤーは1種族を担当し,進行して植民星を5つ先制した種族の勝ち。この種族ごとに持つ特殊能力が正直ゲームのパワーバランスを破壊してくれてトンデモな状態になるのですがそれも面白い。攻める側攻められる側それぞれに他プレイヤーに援軍を頼めるのですが,1人だけ植民星の数が進行する=勝利に近づいていると手のひら返して邪魔されまくるという。。ぐぬぬ。じっくり戦略立てるウォーシミュレーションというより破茶滅茶ドタバタ星間戦争。なんでもマジックザギャザリングのアイデア元になったタイトルだそうです。

KEN05さんのツイート:「種族の生き残りのため、銀河に存在する移住可能な惑星を探して分捕るゲームです。 侵略先きめるのに遠慮しちゃって…という心優しい方のため、侵略先はカードで強制的に決定するところは素晴らしいと思います。あと、交渉の時間を切っているのも素晴らしい!決裂したら両者にペナルティーなので、それを見越してヒドイ交渉を持ちかけたり…と動きが生まれますし。 そしてやたらと多い種族。対種族の作戦検討とか考える気もしなくて最高です!(私の種族特性は死ぬ時は道連れ)」

この死ぬ時は道連れに何度苦しめられたことか。。。!


■ドリアン

(🐛こまつでら/やづや/ゆたかん)

隣の卓のリプレイシリーズ。ベル鳴らせゴリラ来る。ジャングルでフルーツ屋の店員となり,在庫が分かっていない状態(!)で注文をさばいていきます。過剰になったなと思ったところでベル鳴らせ。ゴリラ店長来る!なんかコヨーテみたいなチキンレースですね。こまつでらさんに卓の勝敗を聞いた際「虫」を書いておいてくださいと言われたものの。。何を意味するんでしょう?!


■ゲスクラブ第2版

(うさぴょん/こまつでら/👑そー/やづや/ゆたかん)

隣の卓のリプレイシリーズ。ゲスクラブです。下衆な野郎じゃなくてGuess=推測。プレイヤー同士でお題に該当するであろう言葉を6種類書き出し,同じ言葉が出てくれば賞金ゲット。なければ罰金となります。感性のズレを楽しむパーティゲーム。初版はやったことがあるのですが,第2版はお題が変わっているとか。気になるタイトルです。


■ピクチャーズ

(makipapa/ぎやま/👑シン/ふぉあ)

以前部会でプレイしているのを見てとてもプレイしたかったタイトル。シンさんがまた持ってきてくれました。ありがとうございます!お題の絵(ピクチャー)を5つある道具を用いて表し,そのヒントからどの絵かを当ててもらうゲームです。この5つのヒントがどれもクセもの。特にカードはすでに意味のある記号が書かれているのでどう表現すれば良いの?!と頭を抱えます。それだけに,絵をヒントに表現するアイデアが,また出されたヒントからお題の絵を意図が伝わった時の閃きというかアハ体験はクセになる面白さですね!2020年ドイツ年間ゲーム大賞受賞作。納得です。


■ポンジスキーム

(KEN05/こまつでら/👑やづや/ゆたかん)

隣の卓のリプレイシリーズ。実在する詐欺師チャールズ・ポンジが行った自転車操業詐欺=ポンジ・スキームを元に作られた台湾発のタイトルだそうです。借金をしてお金を増やしペーパーカンパニーを作り,借金を返すために借金をしながら誰かが破産したら終わりというこれ地獄じゃないですか(笑) プレイしてみたいけれどちょっとコワイ(笑)

KEN05さんのツイート:「ポンジスキーム!辛い!これを現実にやるとか、頭おかしいとか・・・収入と支出のバランスが破綻しているので、いくら手元にお金あっても焦燥感がハンパないです。(2日後に113$)たまに発生するイベントも「大暴落」で、破滅へのスピードが早まるだけですしね…ホントに、リアルでコレやれたなんて、どんな精神の持ち主なのやら。」

■炭鉱賛歌

(ANGU/うさぴょん/👑そー/夢月)

隣りの卓のリプレイシリーズ。石炭鉱山のオーナーとなりトロッコを生産し地下へと運搬し採掘をする注文をこなすワーカープレイスメント。ワーカーで占有されたアクションがあっても1つ多く置くことでそのアクションが横取り出来るそうです。えっ。でも配られているワーカーの数は同一なのでそこでドラマが生まれそうですね。。。試してみたいです。


■レース・フォー・ザ・ギャラクシー

(👑Lictre/キューブ/ノガ)

隣の卓のリプレイシリーズ。自分の銀河帝国を構築するカードを使ったハンドマネージメント。以前遊んだときはルールは簡単でしたが相性の良いカードやゲーム内専門用語を理解するとさらに楽しそう。。という印象でした。Lictreさんが流石の勝利だったようです。発展型のロールフォーザギャラクシーも運要素強くなりますが面白いですね!


■ククカード

(Lictre/makipapa/ぎやま/👑キューブ/シン/ノガ/ふぉあ)

他卓との時間調整的に皆で出来るカードゲームを。ヨーロッパに広く伝わる伝統的なカードゲームだそうです。そのプレイ人数2人〜40人(!) 何枚かの特殊カードの効果が分かれば後は配られたカードの運に頼ることは大きいけれど,隣の人とカードを交換していき最後に全員オープン,一番小さな数字の人が負けでチップを支払います。ルール覚えてサクサクまわせますね。ネットにあったのですがチップの代わりにうまい棒を何種類か買ってきてそれを配り合う取り合うというのも面白いかも?!忘年会デスカネ


■クリプティッド

(👑KEN05/こまつでら/やづや/ゆたかん)

隣の卓のリプレイシリーズ。マップのどこかにいるUMA(未確認生物)をプレイヤーがそれぞれ持つヒントを出し合いながら,最終的に自分が居場所を特定できたら勝利という推理ゲーム。マップも含めて様々な組み合わせがある中で,ヒントを総合するとその場所しか無いポイントというのが生まれるのが,ホント凄い設計だなと思います。今回は日本語版でプレイしたのか知ら??

KEN05さんのツイート:「日本語版…本当に存在したんだ… 普段ならもう見つかるよね?というターン数でもしっぽを掴ませないUMA。 頭をひねりながら盤面を見ていたときに、ふと置かれた水色の円盤。「ここを探検します」…え?そこにいるヒントなんだ…そりゃ見つからんはずだ…」

■マリポーサ

(ANGU/makipapa/👑キューブ/そー/夢月)

ついにプレイできたマリポーサ!あのウイングスパンと同じ作者エリザベス・ハーグレイブさんのタイトルです。マリポーサとはキン肉マンに出てくるキン肉★大王候補運命の5王子。。。じゃなくてスペイン語で蝶々の意味。特にこのゲームはオオカバマダラという渡り蝶がモチーフとなっています。メキシコからカナダ近くまで北上と南下をして生息する様子が実に見事にゲームへと落とし込まれているなぁと感じました。渡り蝶といっても同じ個体が続けて飛行しているのではないのですね。途中で幼虫から世代交代をして,飛翔を続けるのです。なんという壮大な旅なんでしょう。共通の目的カードがあるのでプレイヤーのみんなが同じ行動を取ったり,個別の目的で別のルートを通ったり,コマである蝶々が世代によって増えていきながらマップを広がっていく様が実に楽しいです。最終的には何処かで折り返して南下し,また元の場所に帰る必要があるのですが。。途中で行動力が足らずに脱落してしまうことも再現されておりいとかなし。アートワークも見事でまたプレイしたいタイトルです。


■テラフォーミングマーズ

(Lictre/👑うさぴょん/ぎやま/ケトル/ふぉあ)

隣の卓のリプレイシリーズ。ケトルさんが合流してのテラフォ最大人数5人まわしです。Lictreさんのテラフォはプレイヤーボードからオーガナイザー,トークンまでもがカスタムされているので素晴らしいテラフォ体験なわけです。ヘラス&エリジウムの箱が出ていたので,マップを変えたのでしょうか。あと今回初参加のうさぴょんさんが終始立ちながら号令?を発していたのが隣卓から見ていて印象的でしたw しかもリクターさんに勝利している(!)


■メディナ

(KEN05/こまつでら/やづや/👑ゆたかん)

隣り卓のリプレイシリーズ。細かなルールに沿ってコマを置きながら,都市を作り上げていくエリアマジョリティ。我慢比べ的な要素が強そうです。でも写真を見ると確かに町並みが作られていてフォトジェニックですね!

KEN05さんのツイート:「建物の得点は屋根を乗せた人の総取りなので、安易に拡張はできません…。ただ同色の建築中の建物は1つだけなルールがあるので、建築中に決着をつけないと、他に建てることはできず、さりとて…なんて牽制しあっていたら、2コマの橙ビルが最大というオチに。」

■小太刀

(👑makipapa/キューブ/そー)

欧米からみた間違った日本の文化感が実に面白いタイトル(笑) プレイヤーは道場(屋敷のこと?)に攻め入るのですが,その際に襲撃するか忍ぶかを選べます。それぞれにカードに数値が書いてあり成功か失敗かが分かります。そうして手札を補強していくデッキビルディングなのですが,チキンレースの要素も。強いカードを手に入れるには襲撃を成功させ,アイテムを手に入れる必要があります。雰囲気は笑えますが,ゲームとしてはちゃんと面白かったです。白塗りの貴族(姫)が怖い。


■ヒットザロード

(👑KEN05/👑こまつでら/👑やづや)全員生還!

隣の卓のリプレイシリーズ。ゾンビ世界をルート66を切り抜けてロスまでの旅を行うサバイバル・ダイスロール。シュンさん埼玉会館会で一度遊んで気に入り購入したタイトルでもあります。ドラマ仕立てなのでプレイ中に「全米が泣いた!」とか大げさなフリを入れたくなるほどのドラマが生まれるのですが,今回もラストにダイスロールで奇跡が生まれたようですね。。。ブラスやロンドンのマーティン・ワレスさん作の名作。未プレイの方は次回ぜひ!

KEN05さんのツイート:「懲りまくったコンポーネントがご機嫌で、やりたかったゲームです。 シーズン1はスムーズに、2で追い込まれ始め、3ではピンチ(協力者の裏切りなど)のあとの大逆転!全員生還です!素晴らしい!! 最後1人で6体のゾンビを撃破した時は痺れたなー。」

■サンセットオーバーウォーター

(👑ANGU/ふくだ/夢月)

隣の卓のリプレイシリーズ。美しい風景画を描き,それを売って名声を得るKICK発のお手軽セットコレクション。部会でも何度か立ったことがありますが,やはりプレイボード上に並ぶ夕暮れな景色は美しいですね。ルール的には早いもの勝ちのシビアな内容らしいのですが。。。持ち主のANGUさん勝利!


■コンプレット

(makipapa/👑キューブ/そー)

木でできたタイルの手触りが良いですね。1から100までの数字が書かれた22枚のタイルを使って裏向きに並べ,場に散らばっている裏向きのタイルをひっくり返して,数字の並びを作っていきます。上下ひっくり返しても読める数字が(例えば68←→89)あったり手持ちに入れられなかったときは数字がオープンの状態で場に戻るので他プレイヤーが選びやすくなるなど,ルールはすごくシンプルながら実に考えさせられるゲームでした。今回は3人プレイでしたが,手持ち木コマを22枚並べる広さが必要ですね。


■ドッグタッグトリック

(👑makipapa/キューブ/そー)

2020年大阪ゲムマで発売されたタイトル。犬好きのキューブさんが箱買いしたそうです(!) 犬たちが競う種目は3つ。手札2枚の合計が5の倍数の「五大」,2枚の数字が同じ「同小」,2枚の数字が連番の「連小」,そしてサブ種目の1枚で競い合う「単大」。手札がなくなるまで得点争いを続けるトリックテイキングです。何よりカード1枚1枚に様々な犬のイラスト(全部で36種類!)とうんちくがあるのが良いですね!ウイングスパンを思い起こします。


■アルケミスト

(ANGU/👑makipapa/キューブ/そー/ふくだ)

2007年ドイツゲーム大賞準候補の名作をふくださんの持ち込みで!いつも素晴らしいゲームをありがとうございます。アルケミスト=錬金術師。袋の中から手探りで5種類ある素材を取り,自分なりのレシピで錬金釜を作り,その釜の価値を自分で決めるのです。その合成レシピは他のプレイヤーが真似出来て,そのとおりの得点も手にすることが出来るというムムム?な展開に。最終的には自分が持っているカードの色の素材が一番消費されていたらボーナス点が入るので,中々に勝ち筋を見つけるのが難しい。会場の終了時間ギリギリまでプレイする中で,ANGUさんの猛烈チャージ手順回しでサクサク勧めて行きましたが,完全終了までには至らず。ふくださんまた遊ばせてください!!


【まとめ】

・4卓17人で遊べました。重ゲーからパーティゲーム,サクッと終わるゲームなど様々な種類のゲームが出てきましたね

・特に時間調整的にサクッと終わるゲームがそれぞれの卓で展開されていたように思います。気になるタイトルもいっぱい。ただしテラフォ卓を除く!(笑)

・ボドゲ部会情報のアウトプットについてMeWeなのかblogなのか参加メンバーの情報共有はHangoutなのかLINEオープンチャットなのかトライ。


次回第91回も与野の下落合コミセンにて11/14(土)開催となります。昼夜の13:00〜21:00。ツイプラでも募集をかけているオープン会こちらからお申し込みどぞー!!


by mkpp@UPGSS

UPGS:Saitama 浦和ボードゲーム部

UnPlugged Gaming Society : Saitama since 2016. さいたま市浦和区を中心にボードゲーム会を月に二回程度開催しています。ボドゲ活動の記録やメンバーによるボドゲネタなコラムを更新していきます。

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