第88会 UPGSボドゲ部会 開催報告

■開催日時:2020年9月26日(土) 10:00〜21:30

■開催場所:浦和コミュニティセンター 第2集会室

■参加者(敬称略):ANGU/KEN05/Lictre/makipapa/RAKUDA(ふくだ)/かな/ケトル/さとー/ゆうと


9/26(土)の部会はクローズド会に。‪ふくださんの所有されている数々のオールド名作タイトルをANGUさんにクルマで運んでいただき,古き良きアナログで奥深く,シンプルな分とても面白いボドゲ三昧でした。‬ 

https://twitter.com/upgss

この部会の公式Twitterでも一部タイトルのリプレイ報告をしていますが,こちらは140文字の制限がなく全てのプレイタイトルを網羅した完全版となります。



■ヤバラス

(KEN05/👑Lictre/makipapa)


最初に集まったメンバーでサクッと終わる4目並べを。ただし3目を置いてはいけないというルールがあるだけでだいぶ変わりますね!というかルールはこれだけなのですが,3人で入り乱れるとまた戦略が広がって面白難しい。ちなみに赤手番でしたがリクターさんの罠にハマってしまいました。。。



■シャーロック・ホームズとモリアーティの罠

(KEN05/Lictre/makipapa/かな/ゆうと)全員 ☠

午前のメンバーが全員揃ったところで,シャーロックホームズを。といっても推理ゲームというよりこれはパズルゲームですね。証拠品ー情報提供者ー目撃者ー場所のタイルを並べることで黒幕であるモリアーティ教授に繋げる=事件を解決していきます。繋げるところに模様があり,それらを合わせて行かないといけないのがポイント。ただモリアーティ教授が強すぎるのです!凶悪な知能犯のチートっぷりがモリアーティカードによって存分に楽しめます?(笑) 様々な能力を持つホームズやワトソンといったキャラクターもタジタジで全員敗北。無念。。


■スタータップス

(KEN05/Lictre/makipapa/かな/👑ゆうと)

直近の部会でも立ったセットコレクションゲーム。スタートアップ企業への最大投資家を目指します。独占禁止チップの存在がいい味出しています。他のメンバーも言っていましたが出てくる架空企業のロゴがそれぞれ良いのです。今風というかオシャレというか。OCTO COFFEEなんてロゴグッズ欲しい。


■なつのたからもの

(KEN05/Lictre/👑makipapa/かな/ゆうと)

こちらも直近の部会で立ったセットコレクションゲーム。ノミのサーカスを日本の夏の風物詩でリメイク。カブトムシやかき氷,ラムネや縁日などの10種類のたからものを集めていきます。同じ色だと一番大きな数字が得点に,でも同じ数字を集めるとどの数字でも10点に。なるほど,低い数字のカードでも集める意味が出てきます。カード運の要素が高く感じますが,やはり捲る絵柄が日本人に響く。箱絵もなつのたからものというタイトルに,縦書きでライナー・クニツィア。良いです。なーつのおーわーりぃー。


■レーベンヘルツ

(KEN05/さとー/👑ゆうと)

隣の卓のリプレイシリーズ。箱にはDomaineドメーヌと書いてあるのですが,タイトルはレーベンヘルツ。KEN05さんのパッケージは新板のようです。旧版と比較すると競りや交渉の要素がなくなった分,完全に別ゲームらしいエリアマジョリティなのですが,もっと気になるのが作者のトイバーさん。カタンの作者ですよ!ネットによればトイバーの最高傑作という評価もあったりして,うーん気になります。プレイしてみたい!


■シャーロック・ホームズとモリアーティの罠

(Lictre/makipapa/かな)全員 👑

もうすぐ本日の主役ふくださんとANGUさんが到着する頃という中,もうちょい時間があったので煮え湯を飲まされたモリアーティに再挑戦。3人でのプレイでしたが先程使わなかったキャラクター・マイクロフト(ホームズのお兄さん)が大活躍!強烈なチートっぷりを発揮するモリアーティカードを何枚か先読みできるので,事前に対抗策が練れるわけです。これは大きい。ていうかさっきなんで選ばなかった兄貴。途中危ない場面もありましたが,最終的には事件タイルを全て解決。あのモリアーティに勝ちました!!


■ミスターダイヤモンド

(ANGU/👑Lictre/makipapa/ふくだ/かな)

ふくださんとANGUさん登場!大袋4つ?5つ?ものオールドボードゲームの数々をお持ちいただきました。ありがとうございます!!
早速その中からミスター・ダイヤモンドを。盤面に直付の固定されたダイヤモンドに,固定されていないダイヤモンドを散りばめて順番に拾っていきます。恐る恐る指先を押し付けて,グッともスッとも動かなかったときの衝撃ったら!固定されているダイヤモンドを見破れるかと目を凝らしましたが逆に全部が同じように見えてくる作りがお見事でした。ある意味神経衰弱な記憶力勝負ではありますが,覚えられましぇん。。


■トップバナナ

(ANGU/Lictre/👑makipapa/かな)

続いてはおさるさんの山で一番上=見晴らしの良いところを確保するグリッド移動ゲーム。バナナを掲げたお猿さんのコマがかわいいのです。山は螺旋状に段々があり,ここをおさるさんが上り下りします。サイコロではなく全員が1から5までの数字が書かれた5枚のカードを同じだけ使うので,運要素はありません。おさるさんは同じコマに止まれず,頂上と一番下は折り返してしまうため,なにげに予測と計算が重要。シンプルルールですぐに遊べますし奥も深い。素晴らしい。。!


■ドクター・シュリュッセルバルト

(ANGU/👑Lictre/makipapa/かな)

それぞれ形の異なる部屋の鍵を,実際に袋の中を手探りして探し当て,早いもの勝ちで目的場所であるエリクサーのある部屋へとコマを動かしていきます。この手探りで木製の鍵の形状を把握するのが難しい。狙った場所への最短コースを把握する目と,袋の中の鍵の形を手探り当てる心の目が必要なのです。難しかった。。。><


■クロンダイク

(👑KEN05/ケトル/さとー/ゆうと)


隣の卓のリプレイシリーズ。砂金採りがテーマらしいのですが最初の見た目はお盆でビー玉をごろごろ転がして何やってんだろう?でした(笑) 砂金に見立てた黄色の玉をプレイヤーは残すように回し,他のメンバーは残る砂金の数を予想するというアクションパーティゲームですね!プレイしてみたいタイトルです。


■ミスターダイヤモンド

(KEN05/ケトル/さとー/👑ゆうと)

隣の卓のリプレイシリーズ。クロンダイクのあとは再びダイヤモンドつかみ取りです(!) KEN05さんのツイート「そんなに精度高いのかな?と思ったら逆でした。全部何となく浮いてるように見えるんですね…。これは逆転の発想だなぁ。」まさにコレ!!


■イースター島

(ANGU/Lictre/👑makipapa/かな)

中が空洞になったモアイを往復させるレースゲーム。空洞になっているのにはワケがある。カードに描かれた石の数だけ進むか,モアイの中に石を入れるかが選べます。しかもその石が天然の石なので,大きさも重さもバラバラ。中にはモアイに入らない大きさの石もあったりアバウト(笑) 足の早いモアイは石があまり入らないですし,石を入れまくるとモアイは動かないというジレンマ。ちなみに石を入れるモアイはどのプレイヤーのでも良くて,その判断は実際にモアイのコマを持ち上げて重さを比べるというもの。でもその石の大きさも重さも(以下略)。先に到着したANGUさんモアイでしたが,入っている石の個数で私の勝利に。泣き崩れた?モアイがせつない。。


■インコグニト

(👑ANGU/👑Lictre v.s. makipapa/かな)

個人的に今日一番のタイトル!正体隠匿ではあるのですが,お互いの正体が分かったら味方同士で共同の目的に早く達成した方が最終的な勝利。なのでプレイ人数は3〜5人ですが,2対2になる4人が良いと思います。キャラクター名が4人,その体の特徴が4つという中で(つまり正体は1/16の確率)ボード上で巡り合ったら自分の正体を一つ以上混ぜて相手に見せなければいけません。なので誰がどのパターンでカードを渡してきたか,自分が誰にどんなカードを見せたかのメモ必須。ここまでのインストはちょい時間がかかりましたが,分かってしまえば後はもう正体の探りあい化かしあい。しかも味方のキャラ名と体格が判明したら,お互いの共通の目的を進めなければならず。正体を当てるだけではないというところもポイントですね。今回はかなり初期の段階でANGUさんとLictreさんが正体が判明しあっていたらしのですが,なんですかあのポーカーフェイスは!こちらもかなさんと惜しいところまで目的に近づいていたのですが,リクターさんが一か八かの勝負で見事目的を達成,勝利でした。いやーまたプレイしたい!!作者アレックス・ランドルフさんは先のイースター島や,他にもフェイ,カルタヘナ,ババンクなどもデザインしています。覚えました。


■スリル

(ANGU/👑Lictre/makipapa/かな/ふくだ)

またしてもメダルプッシャー。またしてもというのはもちろんアッピア街道を思い出しています。プレイヤーは10枚のチップを持ち,誰がメダルをプッシュするかをチップを出して競ります。競りでチップが一番少ない人が盤面のメダルをプッシュし大きさが3種類あるメダルを落とした分だけ,さらにチップを失います。という事で序盤で4個くらいボトボトっと落としてしまい速攻で終了しましたよハイ!初期チップが10枚なのでプレイ時間も合っというまですが,メダルをそーっと落とす様はまさにスリル。見ている方もスリル。面白いですね。作者は6ニムトやペッパー,フォルム・ロマヌムなど部会でも立つことの多いクラマーさん。なるほど。。。!


■サフラニート

(👑KEN05/ケトル/さとー/ゆうと)

隣の卓のリプレイシリーズ。皆がボードに向かってチップというかディスクを投げ入れているので,メンコでもしているのかと思いましたよ!おはじきの要領で狙った場所に置けても後から弾き飛ばされてしまうことも。このチップが置かれた場所により,アクションやスパイスが買えたりといった流れに繋がるようです。戦略が見えていてもチップを投げるアクションによる偶然でかき回されるカオスさが良いですね。肉体派ジレンマ!


■魔界のコックさん

(KEN05/ケトル/さとー/👑ゆうと)

隣の卓のリプレイシリーズ。マップにちらばった料理を自分のゴールへと運び得点を競います。ただその料理は自分だけメニューが分かっていて他人のは中身が何か分からないらしく,運んだのが0点のミルクだとドボンらしい。中央にある閻魔大王?が黒ひげ危機一発よろしく,何かのタイミングでジャキーン!と飛び出すギミックです。同じスイッチを押しているのにジャキーン!する回数はランダムだなんて,どんな仕掛けなんでしょう?作者は先のイースター島やインコグニトと同じランドルフさん。気になる!


■ギャロップロイヤル

(ANGU/Lictre/makipapa/かな/👑ケトル)

事前にふくださん持ち込みで知らされいた中で気になっていたタイトル。なぜならお神輿レースだからです。ワッショイ!。。といっても,ロイヤルの名前がある通りで日本のお神輿ではなく人を運ぶ御輿しでした。流れは御輿しの担ぎ手を競ります。なんとも愛嬌のあるイラストで描かれたキャラクターカードに数字があり,その数だけ御輿しは進むわけです。中には±2(自分は2歩進み誰かを2歩下げる)の相手を攻撃できるカードもあったり。4人の担ぎ手をチームとして,実際は三角錐の4面ダイスによってどのくらい進むかが決まります。レースは6回で少しずつ距離が伸びていき,順位によって得られる報奨金が多い人が勝ち。前半が競りゲームで後半がレースゲームとやる気のない担ぎ手のイラストが楽しいゲームでした。何気ににカタンのトイバーさんデザイン(!)


■メトロ

(ANGU/👑Lictre/makipapa/かな/ケトル)

会の終了までまだ時間があるので,最後はANGUさん持ち込みタイトルを。タイルを配置して線路をつなぎ,自分の電車をできるだけ長く走らせてポイントを得ます。でも他プレイヤーに速攻Uターンの最短路線で終了するように並べられて邪魔されることも。盤面の路線の流れはタイルが置かれる毎に刻一刻と変わっていくため,思い描いていたルートが外れたり思わぬルートが生まれるのが楽しいですね。終盤になると思わぬ長大路線が生まれ,路線ポイントが2倍になる中央駅にゴールして逆点が起きたりします。パッケージは旧版のようですが言語要素は要らないので海外版を安く入手というのも良いかも。気に入りました!


■カピトール

(👑KEN05/さとー/ふくだ/ゆうと)

こちらの卓ではローマの丘の建設合戦。建設した塔の数や高さを競うエリアマジョリティです。カードを使って建築資材を入手・建築物に屋根をつける・建築物をエリアに設置するかを行っていきます。ラウンドの最後には得点に影響する神殿やカードを増やす劇場などの競りフェイズもあり。建設物の設置はさらに高いものを,2種類ある屋根の形状にも置く場合のルールがあるなど様々な要素が絡んで得点に結びついていくので勝ち筋が難しそうですね。でも木のブロックが重なって建築物が置かれた盤面はいかにもボードゲームといった感じで良いですね。あと得点ボード?タワー?が分かりやすいんだか見にくいんだか印象的でした。


【まとめ】

・テーマありきのクローズド会!9名ご参加で2卓まわしの20タイトル!うち3タイトルは卓を変えて2度たったものです(ヤバラス,シャーロック・ホームズ,ミスターダイヤモンド)。

・ホワイトボードに「スリル」が抜けてました。メダルプッシュゲームな駆け引き。勝者誰でしたっけ。。。?

・ふくださん所有のゲームで遊びながらもうどれだけ過去の名作の数々をお持ちなのだろうとまた夢が膨らむのです。ふくだ会また開催しましょう!

次回第89回は与野は下落合コミセンにて,ちょっと期間が開いての10/17開催となります。昼夜の13:00〜21:00。ツイプラでも募集をかけているオープン会こちらからお申し込みどぞー!! 

https://twipla.jp/events/459577‬


by mkpp@UPGSS

UPGS:Saitama 浦和ボードゲーム部

UnPlugged Gaming Society : Saitama since 2016. さいたま市浦和区を中心にボードゲーム会を月に二回程度開催しています。ボドゲ活動の記録やメンバーによるボドゲネタなコラムを更新していきます。

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